次男が歯科矯正を始めて、4年になります。
先月、ようやく矯正器具が取り外されました。
治療完了まで、あともうしばらくかかります。
びっくりするほどの乱杭歯でしたが、とてもきれいな歯並びになりました。
4年前、矯正歯科選びをした時の経験を書いてみたいと思います。
矯正歯科を選ぶポイント
日本臨床矯正歯科医師会のサイトにも選び方のポイントが書かれていますが、
1.日本矯正歯科学会の「認定医」や「専門医」がいるか。
2.矯正歯科の専門医院かどうか。
3.矯正歯科医が常勤しているか。
4.セファログラムでの検査があるか。
この4つは必ずチェックした方がいいでしょう。
一般歯科で、月に1~2日矯正歯科医が診察に来るという歯科医院も「歯科矯正します」と
看板を出しています。
診察予約はその1~2日に必ず合わせなければならず、緊急で診察してもらいたくても
できないなど、困ることもあります。
その点、歯科矯正専門医院で矯正歯科医が常勤しているところなら、予約も取りやすく、
急に不具合が出た時も対応してもらいやすいのです。
実際にワイヤーが突然外れてしまったことがありましたし、痛くて再度診てもらったこともありました。
セファログラムは頭部X線規格写真のことで、顔の骨格を調べるための、矯正歯科用の
特別なレントゲン写真のことです。
成長期の子どもには特にはずせない検査なので、あるところを選びましょう。
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診察を受けて話を聞いてみる
いくつか矯正歯科医をピックアップしたら、次は実際に診察を受けて話を聞きに行きます。
これは1つの歯科医だけではなく、できれば3~5件は行ってみるといいと思います。
医師に診てもらい、治療方法や期間、金額について説明をしてもらいます。
この時に医師の様子や治療方針などをよく見て、比較検討しましょう。
我が家は4件の歯科医に診てもらいました。
1件目のK歯科クリニック
K歯科クリニックは一般歯科ですが、矯正歯科医が常勤していてセファログラムも撮影する
という歯科医でした。
次男の歯はひどい乱杭歯でしたが、小さな顎に巨大な歯が生えて、並びきらずに2列に
生えてきたものでした。
治療方針を説明してもらう時に、医師がしきりに「歯がすごく大きい、こんなに大きな歯は経験がない」
と言っていて、聞いていて不安になりました。
経験がないと言われて、お任せしますとは言えないですよね・・・
2件目のW歯科
W歯科はやたらとマウスピース矯正を勧める歯科医でした。
しかも診察は診察台ではなく、説明を受けているテーブル越しに手を伸ばし、ちょろっと口の中を見ただけ。
オットが、内側に生えてしまっている歯を抜いて、簡単に治療することはできるか、と聞くと
「あ、それでもいいですよ~」と言っていました。
あとで他の矯正歯科医に聞いてみたら、必要な歯なのでその歯を抜くのは有り得ない、と言われましたが。
3件目のY歯科医院
Y歯科医院は説明がとても丁寧で、診察も時間をかけて診てくれました。
治療方針も、治療後にリテーナーをつける期間があることも、かなり詳しい説明がありました。
ですが、矯正歯科医は常勤ではなく、月に1回しか来ないとの事で、予約がとりにくくあきらめました。
4件目のA矯正歯科
A矯正歯科は名前の通り、矯正歯科専門医院です。
週に5日間診察しているので、予約も取りやすく、緊急の時もすぐに診てもらえます。
こちらも説明がとても詳しくて、最終的にここを選びました。
2件目の「裏側に生えた歯を抜く」という話は、そんな治療は矯正歯科医として絶対にできない、
と言われました。
ただ見た目をきれいにするだけではなく、一生使うものだから、噛み合わせも直すことに。
結果的に、こちらを選んで大正解でした。
矯正歯科専門医院のデメリット
ひとつだけ、矯正歯科専門医院のデメリットがあります。
歯科矯正だけをやっているので、途中で抜歯が必要になったり、虫歯ができて治療をする時は、
別の一般歯科へ行かなくてはならないことです。
これが結構面倒で、その都度矯正器具を外し、紹介状を書いてもらい、それを持って別の歯科に
治療に行きます。
終わったら再度矯正歯科に行って、また矯正器具をつけてもらいます。
一番いいのは一般歯科もいる、矯正歯科専門医院でしょうね。
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